学生生活の中で、ふだんはなかなか経験できないことを経験することもあります。例えば、山形市公設卸売市場内で、料理教室が開催されていますが、この講師をつとめているのが、日本料理の佐藤貞次先生(料亭・のゝ村料理長)という関係で、調理師科の学生有志が助手をつとめています。
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2月のこの日は、澤渡和郎実行委員長の挨拶のあと、
  • 寒鱈汁
  • 寒鱈の昆布〆
  • 鱈子飯
を試食し、その後に参加者と質疑応答を行う、というものでした。

まず最初に、寒鱈の昆布〆(こぶじめ)。
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使っている昆布は、おぼろ昆布といい、上質の昆布を薄く削ったものだそうです。ポン酢醤油でいただきましたが、これは美味しいと納得。ちなみに、とろろ昆布のほうは、昆布を重ねて、その側面を細く削ったものだそうです。

続いて、鱈子飯です。
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こちらは、マダラの鱈子をほぐして鍋に入れ、酒、醤油で下味をつけて火を通し、人参、牛蒡はきんぴらにしておきます。お米に酒、醤油少々と出し昆布を入れて炊き、あがりに鱈子ときんぴらを混ぜ合わせて仕上げたものだそうです。これもたいへん美味しくいただきました。

で、肝心の寒鱈汁ですが、あまりの美味しさに写真を撮るのを忘れてしまいました(^o^;)>

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でも、スタッフの皆さんが食べている様子を見ると、美味しさがわかっていただけるのではないでしょうか。

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講師の佐藤貞次先生と参加者との質疑応答は、内容の濃いもので、学生の私たちにも勉強になるものでした。

こんなふうに、学校の中だけでは味わえない雰囲気があることに気づくことができ、良い経験となりました。