山調ブログ

山形調理師専門学校です。プロフェッショナルな調理師を目指す学生の皆さんの実習風景や学生生活のようすなどを中心に、ブログを綴ります。

2017年01月

1月19日(木)、調理高度技術科の1年生が西洋料理の実習を行っている様子について、山形新聞社の取材を受けました。実習は「牛ロースのロースト、赤ワインのエシャロットソース」と「スパゲッティ・ジェノヴェーゼ」という内容で、指導者は菅野長策先生です。
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実習は順調に進み、美味しそうなお肉とスパゲッティ・ジェノヴェーゼができました。
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今回の山形新聞社の取材は、「ドキュメント山形~人・時代語る現場の目」というシリーズの一環で、調理師を目指す若い人たちと、それを支える教師の目を通して、山形の「今」を伝える、というねらいとのことです。
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カメラを向けられると、やっぱり緊張します(^o^)/
でも、良い経験になりました。
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ちなみに、記事は1月23日付けの山形新聞に、とても大きく掲載されました。

山形調理師専門学校に関心をお持ちの社会人の方から、ご質問をいただくことがあります。参考までに、Q&Aの形でまとめてみました。

Q:高校卒業してすぐではなく、社会人を経験してから入学する人はどれくらいいますか?
A:社会人の方が、資格取得を目標に入学するケースは、毎年あります。調理師科(1年課程)がほとんどです。
 卒業と同時に調理師資格を得て、それぞれ就職や自営などをされています。
※資料
 次のグラフのように、一番多いのは高校を卒業して本校に入学するケースですが、他の大学や短大、専門学校を卒業または中退して、調理師を目指して本校に入学する方や、いったん社会人を経験し、資格取得や家業を継ぐ、あるいは自営を目指して入学される方も少なくありません。
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次のグラフは、平成24年度~平成28年度の入学者のうち、高校新卒を除いた世代別内訳です。このように、10代から30代の方が多く、60代の方も入学し、学ばれています。学科は、調理師科(1年課程)が中心です。
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Q:社会人をしながら学校に通うことはできますか。
A:本校は調理師養成施設として国家試験免除の対象になっていますので、朝9時から夕方は16時までの授業と実習が組まれています。日中にお仕事をしながら同時に学生生活をおくることは困難かと思います。

Q:社会人入学を希望する人向けの制度はありますか。
A:社会人経験のある方には、「キャリア入学」の制度があります。詳しくは、本校へお問合せください。
 また、雇用保険を2年以上かけていた方は、調理師科(1年課程)が厚生労働大臣指定の専門実践教育訓練給付制度の対象となっていますので、給付を受けながら通学することが可能となります。この制度について、詳しくは学校またはハローワークにお尋ねください。

なお、資料請求につきましては、お名前、住所、電話番号 をお知らせください。資料一式をお送りいたします。
本校ホームページの「お問い合わせ」ページから、メールでの問い合わせもできます。

1月12日(木)、今年度第2回目の「ようこそ先輩!特別授業」で、調理高度技術科1年と調理師科の2クラスで、「トレヴィーゾのリゾット」を作りました。今回は、卒業生である「かほくイタリア野菜研究会」の佐藤淳也氏と、業界の先輩である同会副理事長の生稲洋平氏にお願いし、実習の指導とともに、ご経験をお話しいただきました。
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国産のイタリア野菜を使いたいというのがイタリアンの料理人の夢だったが、ようやく地元産の食材を使ってイタリア料理を作れるようになった現在のようすをお話しいただきました。こうして生産と直結した形で実習を行えるのは、多くの卒業生を輩出している専門学校の強みでしょうか。
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今回、使用するのは、地元・河北町で生産されているイタリア野菜の中から、トレヴィーゾです。
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寒い季節には、バターとチーズがたっぷりのリゾットがありがたいものですが、ほろ苦いトレヴィーゾのおかげで、美味しく食べることができます。スープを少しずつ加えていくやり方で、上手にできました。
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また、イタリア野菜を使ったサラダとドレッシングも教えていただきました。独特の味を活かすドレッシングも、なるほどと感心しました。
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何人かの人が、今の悩みや疑問を出して、講師の先生から意見をいただき、考えるヒントとなりました。例えば、将来、農家レストランを夢見ているけれど、農業とレストランは両立できるのだろうか、という疑問に対して、どちらも本格的にやろうとすると、自分一人だけでは両立は難しいけれど、互いにプロとして協力しあえる人が得られれば可能かもしれないので、目標を持つことが大切だと思う、とのことでした。参考になるとともに、勇気づけられました。

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平成29年が明けて、今日、1月10日から、授業と実習が始まりました。
今年もプロフェッショナルな調理師を目指す学校の様子をお届けします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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