11月28日(木)、午後から山形第七中学校の2年生10名と引率の先生1名、合わせて11名の来校がありました。
午前の部が早く終わったようで予定よりも到着が早まりました。実習が始まるまで少し間がありましたので、調理師としての働く場の違い(一期一会の料理を提供する場合や毎日のように利用する場合の大きく2つに分けていること)を説明しました。ちょっとだけ予備知識を入れてからの実習見学となりました。

その実習見学は、西洋料理を調理師科と調理高度技術科2年の2クラスを見学してもらいました。
調理師科の実習は、オムレツを焼いている場面でした。先生の師範の後、学生の一人が焼いているところでしたが、自分の思い描いたように焼けずに、そっと「恥ずかしくて、中学生に見せられないです」、との弁。レシピも作業工程も決して難しくは見えないのに、出来不出来がはっきり判る料理です。先生の師範から実習に移っても、オムレツに苦心している様子がよく見えました。何度も、チャレンジしながら、一日も早くコツを掴んでもらいたいと願うばかりです。
次いで、調理高度技術科2年の実習です。「牛もも肉のタリアータ」に取り組んでいますが、こちらは焼き加減の難しさを訴えていました。料理の進み具合で、何をどう段取りするのか、コミュニケーション力と周りを気遣うチームワークが大切ということを中学生には伝え、あっと言う間に講義の時間も終了してしまいました。
高校生になってからの、またの来校を期待しています。