山調ブログ

山形調理師専門学校です。プロフェッショナルな調理師を目指す学生の皆さんの実習風景や学生生活のようすなどを中心に、ブログを綴ります。

2020年09月

 9月24日午後、東根市立神町中学校の2年生16名が、「上級学校訪問」の進路学習で来校しました。男子7名、女子9名でした。
 男子には、奥まで進んでもらい、窓際で(左下)。女子は、入り口に近い方で、実習を見学してもらいました(右下)。残念ながら、時間の関係で学生が実習する様子をご覧いただけませんでした。また機会(高校生になってからオープンキャンパスに参加するとか)がありましたら、お越しください。
RIMG3773RIMG3776 
 学生の実習は、西洋料理実習で、内容はイタリアンで「スパゲッティ・ボスカイオーラ(イタリア語で森の番人)」。ホワイトボードには、イタリア語で材料名が書いてあります。フレンチの場合は、フランス語で材料名を書きます。この話をすると、中学生はびっくりします。
RIMG3788RIMG3779
 材料は、ご覧の通りです。どのような料理になったのかをお見せする時間が合わなかったのが、残念です。この材料を調理すると、「こんなにも変わる」という実感が、調理の面白さと不思議さを醸し出すものだと思います。

 


 9月15日(火)午前10時から、山形市立第四中学校2年生の26名に「資格と仕事は 別物」という題で1時間、「調理師の仕事、専門学校の学び、職業人の心構え」の3段で、話をしてきました。
RIMG3755RIMG3770RIMG3764
 コックコートを触ってもらい、その生地の厚さを体感し、「身体を守る生地の大切さ」を理解してもらいました。
RIMG3767RIMG3751RIMG3758
 どの生徒さんも真っすぐな眼差しで、1時間の講話をしっかりと聴いて下さいました。立派な態度です。最後の画面は、「雇われる力」として『気力・体力・人柄(人間力)』の大切さを伝えてきました。寄せられた質問の中には、「専門学校で学ぶために必要な力は?」とありました。「人の話を聴いて、それを文字や絵で表すことができるか です」と答えました。これは、日々の実習で先生の手順説明を「実習ノート」に書き表して、残していくことの大切さを端で見て感じていたことをそのまま伝えてきたつもりです。
 今回の件を通して、「専門学校の学び」を改めて、振り返ることができました。
 機会を頂戴して、ありがとうございました。


 9月12日(土)、高校3年生にとっては、最後のオープンキャンパスになったと思います。
 本校としては、「製菓」だけに絞った形式は、初挑戦でした。
 季節を感じるようにと「マロンパイ」を。そして、もう一品は「シャルロット・オ・ショコラ」を作ってもらうプログラムを準備いたしました。
RIMG3711RIMG3678
 今回は、3階の学生ホールではなく、2階の調理高度技術科1年の教室で、全体説明を行いました。時間割表も貼り出してあるので、日頃の授業がどんな科目なのか、イメージがしやすかったことと思います。学校概要そして入試の日程などの説明を終えると、1階の実習室に移動です。
RIMG3645RIMG3672RIMG3660
 本日の担当は、後藤先生です。
 初めに「シャルロット・オ・ショコラ」の「シャルロット」の作り方を聴いています。手元をしっかりと見て、「順番を間違わないように」、そんな心の声が聞こえるような雰囲気です。
 実は、焼き時間の関係で、「シャルロット・オ・ショコラ」は、チョコレートムースからの製作になります。説明を聴いた後、いよいよ料理に移行しますが、直ぐには手が出ません。学生のアドバイスや先生方の一声があって、ようやく手が動き始めます。
RIMG3717RIMG3720RIMG3712
 4回目の開催ともなると、手つきはかなり手慣れた様子です。それでも、初めて同じ班になりますから、作業途中はどこかぎこちなさが残ります。
RIMG3738RIMG3741RIMG3744
 「マロンパイ」が焼き上がる前に、カレーライスとサラダ(今回は、主食を本校職員が準備しました)の盛り付けが終わりましたので、ムースが冷えて完成した「シャルロット・オ・ショコラ」も前にして、「いただきま~す」。ここで、ようやく自己紹介する班も見受けられます。
 アドバイザーとして参加した学生(調理高度技術科2年生4名)も、ほっとした表情で食べている様子を見守っています。






 



 調理師科の西洋調理実習の課題は、「オムレツと千切りキャベツ」です。
 千切りキャベツを先に終わし、フライパンを焼きます。
 溶き卵をフライパンに入れた瞬間に、菜箸を動かしながらさっと炙り、そしてフライパンから剥がします。次いで、卵が柔らかいうちに、寄せていきます。
RIMG3415RIMG3477RIMG3435
 ここからが、勝負の分かれ目です。
 フライパンの柄をトントンと叩きながら、卵が少しずつ返るように動かしていきます。もどかしくて、菜箸を入れてしまうこともあります。
RIMG3426RIMG3486RIMG3429
 出来栄えは、千差万別です。
 焦げ目を着けず、「フワ~ット、そしてトロ~」と毎回同じように仕上げることができるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。
RIMG3438RIMG3447RIMG3471







 9月10日(木)午前11時から、飯豊中学校30名の皆さんが来校し、実習を見学。
RIMG3633RIMG3624
 調理高度技術科1年と調理師科は、どちらも西洋料理実習でした。
 ホワイトボードの材料が、フランス語で書かれているので、驚いた様子です。先生が、事前に書き込んでおくので、各自がつくる実習ノートに、携帯電話の映像から起こした材料名を書いてから、実習に臨んでいます。
 実習中は、すぐ近くで、見学できます。
RIMG3627RIMG3630
 10分程度の見学でした。
 その後は、3階学生ホールにて、「資格と仕事は 別物」と題して、次の3つのお話を聴いてもらいました。
(1)調理師の仕事について
(2)専門学校の学びについて
(3)職業人としての心構え
 冷房機器が故障している中、話の終わり頃には、汗だくになってしまいました。申し訳なかったと思います。
 RIMG3639RIMG3636
 最後は、冷房の効いた教室で、「杏仁豆腐」を食べてもらって、終了です。
 上級学校訪問、これからの学習に役立つこと、祈っています。

 

このページのトップヘ