実習を見学していると、「日本料理は、季節を感じることができる」とつくづく思います。
 今日は、二十四節季の寒露です。生憎の雨でしたから、草花に宿る冷たい露を見ることはできませんでしたが、本格的な秋の始まりと言われている時です。そして、この頃になると五穀の収穫もたけなわで、稲刈りにブドウの収穫にと農家の方々は多忙を極めているのではないでしょうか。
 さて、本日午後の実習から、「萩蒸し」が課題の日本料理実習を紹介します。
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 「萩蒸し」。私にとっては、初めて聞く(色々なことを知らないということもつくづく感じます)料理名です。どんな料理になるのか興味深々です。そんな訳で、今日の実習は、最初からお邪魔しました。
 先生から、秋の七草の一つが「萩」との前振りがあり、「食材を秋の七草の1つである萩の”花"に見立ててつくる料理ですよ」という一言の後、調理の段取りを説明していきます。銀杏は萩の花・葉に見立て、今日はの具材は、鶏肉と海老そして椎茸を彩にしていきます。
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 海老は、背ワタを取り、酒塩で炒ります。その後に、鶏を同じく酒塩で炒りますが、ご覧のように同じくらいの大きさに揃えておきます。この時、鶏からは脂が出ますから、順序を間違えないようします。(因みに、南瓜のそぼろ煮も同じ要領だそうです)
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 もち米(前日から水につけておきました)を20分ほど蒸したら、酒地(酒150cc・水30cc・塩1さじ半)を加えて(一番上写真右)よく吸わせて、馴染ませたら、再び15分ほど蒸していきます。その後、本日の具材を加えて、最後にもう5分蒸して完成です。お椀には、彩を考えて盛り付けしていきます。

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 実は、明日(9日)、野外実習(河原で芋煮会)を行います。そのため、蒸し時間を活用して、土付き里芋をよく水洗いしてから、皮むきをしています。きれいに剥いて、美味しく食べる準備をしているところです。何事も、段取り八分です。