世の中はクリスマス一色。本校も、先週末は2つのクラスでケーキ作りでした。
 今日は、そんな雰囲気とは全く異なる様相の実習を紹介します。
 2-2日本料理は、「〆鯖と船場汁」そして「人参の飾り切り」が課題です。このうち「人参の飾り切り」が、来月末に控えた後期試験での実技テスト(30分以内)とのこと。鯖を三枚に下ろす人以外は、大根(刺身のつま用と船場汁用)、小葱、せりを手際良く切っていきます。
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 2年目ともなると、大根の桂剥きがとても奇麗にできる人が多く(上写真左)、この状況なら先生の人参(上写真右 左上より時計周りに 梅、桜、寄り、菖蒲、真ん中が末広)のような出来栄えも多かろうと期待をして撮影に入りました。
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 先ずは、「鯖」を三枚に下ろす学生に注目しましょう。頭を落とした後、尻から逆さ包丁で腹を裂き、そして三枚に下ろします。この時、ぞんざいに扱うと、身が割れてしまいます。(上写真右)「注意深く扱えな」のアドバイスの意味がようやく分かります。「一言一句、聞き漏らすまい」と聞いているようで、実際に扱って初めて理解できることもあるようです。
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 頭を口開きから半分に切り、さらに2等分していきます。中落ちも6等分程度で、船場汁の準備が出来上がります。
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 三枚に下ろした身は、塩を振り水気を取ってから、中骨を丁寧に取り除き、酢に漬けます。
 さて、人参は、予想外に苦戦しています。
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 人参を正五角形に切り落とし、時計回りに溝を入れ、上下を入れ替えて、角を取って「梅」(写真下左)を作ります。
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 残っている人参で、「菖蒲」を作ります(写真上右)が、今日は時間内にできない学生も結構いました。先生からは、「練習してくるように 包丁を研いでくるように」と言われましたが、果たして年末の過ごし方やいかに。