普通授業を展開して3週目に入りました。
 徐々に気心が知れて、実習の雰囲気に変化の兆しが見え始めました。
 厚焼き玉子=出汁と玉子だけから創り出す、腕前の差が歴然とする料理です。素材がシンプルなだけに、技量が問われますが、昨日・今日調理を始めたばかりの学生が、先生のようにすんなりとできたら、そりゃ~苦労しないですよ。『失敗して良いんだよ』と、会田先生から言葉が飛びます。
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 まだ、片手使いで玉子が割れない学生もいますし、できても卵が割れていたりします。でも、割れていても、次に卵をよく切りますから、全く問題がありません。むしろ、箸で「卵白をよく切る」ことがとても重要で、この工程を疎かにすると、下のように差ができます。
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 次に、直ぐに焼きに入るわけではありません。試しに布巾で、イメージトレーニングをしてみます。卵と違って、軽いので何となく、「出来る」ように感じます。ところが、いざ、卵を鍋に載せてみると、全く別物であることを実感します。
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 それは当然です。重みがある上、火加減と油の載せ方で、柔らか過ぎたり、鍋にくっついてみたりと、布巾のように簡単には動かないからです。でも、いつかは、先生の料理に近づいて行けるようにと、努力と練習を重ねていく他に道はないのです。ところで、蛇足ながら卵の下の笹の葉は、青森県産でした。
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 そういえば、「失敗と書いて、(せいちょう)と読む」と、故野村克也さんの言葉を思い出しました。