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 今日の厚焼き玉子は、一口食べた時に出汁の香りが鼻からフワッ~と抜けていった後に、トマトの酸味が追いかけてくる、爽やかな感じがしました。初夏を感じる、と言っても良いかもしれません。
 調理高度技術科1年の日本料理実習は、この厚焼き玉子と大根の桂剥きです。
 伊藤先生は、「大根の皮と身の境目がわかりやすいから、まずは皮を剥いて」と、包丁の動かし方と大根の持ち方を見せて下さいました。
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 中には、ご覧のように(上写真右2枚)、大根を薄く剥けるようになったきた学生もいますが、まだまだ少数です。先生からは、「兎に角、回数を重ねていくしかないからね」と、言葉をいただきます。
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 一方の、玉子に入れるトマトは、湯むきをしてから、中の種を丁寧に取り除いてから、ザク切りにします。
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 玉子焼きの鍋を扱う手つきは、少し手慣れた感じがしますが、トマトを全体に満遍なく拡げるのはなかなか難しそうです。かといって、そのことにばかり気を遣うと、鍋に玉子が張り付いてしまいますので、手早く泡を潰す、剥がす、そして返す。
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 焦げ付かないよう、柔らかすぎないよう、五感を働かせて取り組んでいます。失敗を繰り返しながらも経験を積み、上手くいったときの感激を大切にしていくことでしょう。
 ところで、冒頭の写真2枚のうち、1枚は伊藤先生の料理で、もう1枚は学生のものです。さて、どちらが先生の料理でしょうか?。