実習試験は、単に課題料理があるだけではありません。開始から後片付けまでを含めての制限時間が設定されています。ですから、「見映え良く・味も良く、そして手際良く」できるかが問われます。
 今回は、1-1の日本料理実習試験の様子をお伝えします。
 課題は、「鯵の姿造り」です。
 ポイントは、本題である鯵を正しく捌いていくことはもちろんのこと、その引き立て役になる「大根」を上手に用いて、奇麗に盛り付けることができるかで、評価は大きく分かれます。
 段取りと手捌きの早い学生もいれば、地道に取り組む学生もいます。
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 ですから、作業行程にはおのずと差が出ます。
 これは、日本料理に限ったことではありません。
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 さて、出来上がった学生から、一人ひとり点検してもらい、評価を受けます。
 たまたまでしょうが、おろした生姜と刻んだ葱の位置が異なる点を指摘されるケースが続きました。先生の師範をスマートフォンで撮影してはずですが、どうしたことでしょうか。画像として残しておくことはもちろんですが、「何故、その位置関係で置くのか」という根本原理を、理解していくことが大事です。
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 撮影に出向いた時点で、完成して合格していた「鯵の姿造り」です。
 少しずつ違いがあります。この中で、最高得点だったのはどれでしょうか。