山形から小国までは、距離で70㎞ちょっとですが、距離の問題よりも時間がどれでけ掛かるのかが、なかなか判断しにくいところ。ましてや、途中何か所も工事中だとのことですから、時間には十分過ぎるほどの余裕をもって出掛けました。
 ということから、昼食後も少し時間があったので、小国駅舎に寄ってみました。車で移動していると、まずは訪れることはありません。
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 昭和の香りが漂う外観です。さて、一歩中に立ち寄ると、こんな代物が鎮座しています。これは、列車を降りて、改札を抜けたところでのお出迎えです。何も知らずに、夜にでも降り立った時を想像すると、ちょっと怖くなります。寄り道はここまでで。
 いよいよ学校へ。
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 玄関の看板には、拡大した右の写真の「熊」が描かれており、ここでも熊がお出迎えです。
 生徒さんに聞いてみました。
 「駅に行っても、学校でも、熊がお出迎えだけれども、熊肉を食べたことがあるの?」と。
 「ハイ、去年食べました」との返事。
 さすが、マタギ文化の残る町。町内の小玉川地区では、毎年5月4日「小玉川熊まつり」が開かれ、マタギの安全を守り多くの山の幸をくださった山の神への感謝と熊の冥福を祈る供養の儀式を行っています。町との繋がりが強い小国高校ならでは、「白い森未来探究学(総合的な探究の時間)」ででも触れたのでしょう。

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 そういえば、昼食を食べた「ぶな茶屋」は「道の駅白い森おぐに」の中にありますが、その一角には町の物産品直売所もあります。そこの熊は、小国高校公認キャラクターとは打って変わり、ご覧のようにまるで白クマくんでした。